エリカ・アンギャルさんはミス・ユニバースジャパンの公式栄養コンサルタントです。
 
知花くららさん(06年ミス・ユニバース世界大会第2位)や森理世さん(07年ミス・ユニバース世界大会第1位)らに美しくなるためのアドバイスを行っていました。

そんなアンギャルさんは幻冬舎から「世界一の美女になるダイエット(Amazon 試し読み・kindle版あります)」という本を出しています。
 

 
その広告に「食べ物を味方につける68の美の秘密」が紹介されていました。目にされた方も多いのではないでしょうか。
 
その68項目を紹介します。
女性だけでなく、男性にも参考になります。

野菜・果物「美女に必要なのは濃い〇〇」

1 「栄養の砂漠」から早く抜け出して
 
2 いま口にしたものが、10年後のあなたを決める
 
3 最強のコスメは、テーブルの上にあるわ
 
4 美女の朝は一杯のグリーンカクテルで始めるの
 
5 世界の美女はもう、白いものを食べるのをやめています
 
6 「サラダはヘルシー」だなんて単純な思い込みね
 
7 美女に必要なのは、濃い野菜
 
8 日本人はフルーツが足りなさ過ぎるわ
 
9 買い物で迷ったら美人効果の高いトマトとベリーを
 
10 有機で食べた方がいいのはブロッコリーと小松菜
 
サラダ
 
簡単にまとめてみると、「色の濃い野菜とフルーツをもっと食べましょう」ということになるでしょうか。
 
現代の若い女性のほとんどは「やせたい、きれいになりたい」と考えているようですが、食べ物には無頓着な人も多いようです。
 
アンギャルさんは「美しくなるためには正しく食べることが絶対必要」と考えています。

卵や乳製品・水「肌はあなたの〇〇そのもの」

11 残念だけど、日本人には乳製品をおすすめしないわ
 
12 美女と卵の切れない関係
 
13 日本の女性たちよ、アーモンドの実力をもっと知って
 
14 意識して「生のもの」を食べましょう
 
15 水のとり方が美を左右する
 
16 肌はあなたの内臓そのものよ
 
17 油抜きしている人、今すぐやめて!
 
18 ベーグルとフラペチーノがランチだなんて、悲しくなるわ
 
19 アボカドは食べる美容液よ
 
20 何を食べるか・食べないかで、シワやシミの数に差ができる
 

 
これを読んで、以前話題になった「病気にならない生き方」を連想したのは私だけでしょうか?
 
「病気にならない生き方」は、外科医で胃腸内視鏡診断の権威でもある新谷弘実医師の健康法をまとめた著書です。ミリオンセラーになりましたね。私も読みました。
 
「病気にならない生き方」でも「乳製品は良くない」という記述がありましたし、食品の酵素を摂取するためにも生食をすすめてあったと記憶しています。
 
私個人的には「病気にならない生き方」の中には「これはどうかな?」と感じる箇所もあったのですが、アンギャルさんの美容法と一致している部分があるのは一考に値するのではないでしょうか。

甘いものや油・炭水化物 美しさの品格が現れる場所やサプリ

21 白砂糖の魔力は、麻薬なみに危ないわ
 
22 美女のおやつは、ダークチョコレート
 
23 冷えた女性に美女はいないわね
 
24 美しさの品格は、髪先、指先に表れる
 
25 食後のサプリメントで美をサポートしてもらいましょう
 
26 太らないためにもいい油が必要なの
 
27 食事を抜いて、ガマンして、何かいいことあった?
 
28 カロリーだけでは真実は見えてこない
 
29 炭水化物抜きではゴージャスな美女にはなれません
 
30 低脂肪・無脂肪ならやせるというのは大きな誤解
 

 
22で紹介されているダークチョコレートとは、カカオマスを40%~60%含み、ミルク成分を含んでいないチョコレートのことです。
 
私もカカオ成分は非常に健康的な食品だと考えていて、ココアを定期的に飲むようにしています。
 
海外で長寿の人にインタビューした記事を見ると、「チョコレートが好物」というケースは多いように感じます。
 
カカオ成分には抗酸化作用や食物繊維による整腸作用もあるので美容にも大変役立つ食品とも言えます。
 
糖分の少ない、カカオを含んだ食品を意識的に摂取するのは美容・健康維持に大きな助けになるのではないでしょうか。

NG食品ややせすぎへの警鐘「アイスクリームは〇〇〇〇悪魔」

31 ソフトドリンクは見えない砂糖の塊です
 
32 そもそも本当にあなたはダイエットが必要? 客観的にスタイルを眺めてみて
 
33 あばらの浮いたミスはいません プロポーションもグローバル基準に
 
34 食べなさすぎる日本女性が心配だわ
 
35 老化の敵は酸化だけじゃない。「炎症」も覚えておいて
 
36 サーモンはアンチエイジングのスーパーフード
 
37 クルミとブルーベリーで脳もアンチエイジング
 
38 「ふわふわ」「とろとろ」スイーツは完全な敵
 
39 アイスクリームは、老化を進めるかわいい悪魔
 
40 タバコは今すぐ止めて
 

 
32の「あなたは本当にダイエットが必要ですか?」という問いかけは非常に大事ではないでしょうか。
 
現在日本の女性に「やせたいですか?」と聞いたら、おそらく9割以上の人が「はい」と答えるのではないでしょうか?
 
客観的に見たらどう考えてもやせている人でもほぼ例外なく「やせたい」という意識を持っているようです。
 
必要のないダイエット意識のおかげで必要な栄養素が不足し、いろんな不調を引き起こしている例は少なくありません。
 
具体的には貧血、薄毛、骨量低下、うつなどですね。
 
本当にやせる必要があるのか?は冗談でなく真面目に考える必要があるかもしれません。

間食や腸内環境 食材選び「コンビニごはんには〇〇をプラス」

41 足りないのも多いのも、運動が老化の針を進める
 
42 正しい姿勢と深い呼吸がみずみずしい美しさの基本
 
43 コンビニごはんには缶詰を味方につけて
 
44 ナッツとドライフルーツで美しい間食を
 
45 「早食い」は美女の品格ががた落ちよ
 
46 いい消化は美人の絶対条件
 
47 お腹がすいて眠れないくらいなら、豆乳ココアを
 
48 食材は裏から見るのがビューティマスター
 
49 おばあちゃんの知らない原料が入っているものは買わない
 
50 不調が続く時は、発酵食品で腸内美化を
 
アーモンド
 
49番の「おばあちゃんが知らない原料のものは避ける」は、なるほど!と思いませんでしたか?
 
「おばあちゃんが知っているものを食べよう」ということで、「昔ながらにある素材を食べる」と解釈できます。
 
さらに言い換えるなら、「化学成分が入っていないもの」ということでもあるのではないでしょうか。
 
けれども最近は「日本の食事は化学調味料や添加物まみれ」とよく言われますよね。
 
自宅で調理して食べる際はともかく、いわゆる「中食」と呼ばれる食事ではそういうケースが多いかな、と確かに思います。
 
和食
 
現代社会では中食を完全に無くすことは難しいかもしれませんが、あまりにも中食へ依存してしまうと健康には良くないでしょう。

睡眠など生活習慣「〇〇があなたをエレガントにする」など

51 新しい食習慣は、まず1ヶ月続けるの
 
52 一日一善、ゲーム感覚で美人のライフスタイルを作る
 
53 「ばっかり食べ」は効果半減
 
54 外食の美人メニューは油と野菜がカギ
 
55 睡眠はダイエットの手軽な特効薬
 
56 就寝1時間前の過ごし方が眠りの質を変える
 
57 余裕のある朝があなたをエレガントにするわ
 
58 疲れているときほど身体を動かしてみる
 
59 一日一度のリセットポーズでストレス解消
 
60 ベネズエラ代表の魅力からわかること
 

 
私が「そうだよな~」と感じたのは、56番の「就寝前の過ごし方で眠りの質が変わる」です。
 
就寝前の過ごし方によって眠りの質が良くも悪くもなるということですね。良い眠りのためには「良い助走」が必要なわけです。
 
「良い助走」のポイントのひとつに「室内の照明を暗くする」があります。
 
その際には夕焼けに似た、オレンジ色の光の証明を使うと良いでしょう。
 
この夕焼けの色は人間の本能に働きかけて「もうすぐ夜で寝る時間だ」と認識させる効果がある、と何かの資料で読んだことがあります。
 
逆にNGなのは「寝る直前までパソコン、スマホのディスプレイやテレビを見つめる」ことです。
 

 
これらは光を目に入れる作業なので、脳が覚醒し、興奮状態になってしまいます。
 
寝る1時間前にはテレビ・パソコンをやめるだけでも睡眠の質はだいぶ良くなります。
 
これは私も体験しているので一度試してみてはいかがでしょうか。

メンタル面「自分をもっと肯定」など

61 理世とくららも初めから完璧ではなかった
 
62 自分をもっと肯定しましょう
 
63 ロールモデルとライフワークが人生の必須アイテム
 
64 食事は心の健康にも欠かせない
 
65 笑い、楽しみ、喜ぶことできれいになれる
 
66 あなた自身をいちばんにする時間をもちましょう
 
67 褒められたら、心からの感謝を
 
68 自分の美点にもっとフォーカスしましょう
 

 
いかがだったでしょうか?
 
「いかに食べるか」「好ましい(好ましくない)食べ物」はたくさん紹介してありましたが、「食べずにやせる」なんてことは書いてありませんでしたね。
 
この事実からも「単品食べダイエット」や「食べずにやせる」のは危険だとわかるのではないでしょうか。