新しい化粧品を使ってみようかなと思った時、まず何を試しますか?

力を入れているケアや好みの違いなどもありますが、美容家の小林ひろ美さんはまず乳液を試してみることを勧めています。
 
小林さんの著書「小林ひろ美式 毎日3分美肌ケア」同書の49ページから解説を一部抜粋して紹介します。(この本は参考になりますよ!)

乳液はメーカーの技術が出る 自分の肌に合うかの基準になりえる

乳液は、メーカーさんの”技術の粋”が集まっているのだそうです。
 
その製品を判断する基準としてふさわしいのです。

ちょっと専門的な話になりますが、乳液を作るのって難しいんですよ。
 
油分を感じさせすぎてもいけないし、さらっと流れてしまってなじみにくくてもダメ。
 
化粧品メーカーの技術者として、ここがまさに腕のみせどころなのです。
 
ですから、もし化粧品を変えようかなと思ったときは、初めに乳液を試してみるといいかもしれません。
 
乳液のテクスチャーが好きで、かつ保湿のレベルが自分の肌に合っていたら、そのスキンケアラインはきっとあなたの肌に合っています。
 

試してみて「これ合いそう」と思っても、同じメーカーで別タイプの乳液があるので、そちらもチェックしてみましょう。

乳液の水分対油分のバランスは、基本的には7対3です。
 
けれど、製品によってはクリームに近いものも、反対に化粧水に近いものもあります。
 
エイジングサインが気になる肌や、しっかりとしたふたとして使いたいなら、クリームに近いどろっとしたものを。
 
皮脂分泌が多くてテカリが気になる肌や、乳液を使ったお手入れワザ(P60「乳液くりるん」、P85「乳液仮面返し」参照)をするなら、軽めのテクスチャーのものが向いています。
 
同ブランドで「さっぱりタイプ」「しっとりタイプ」をそろえているところもあるので、使い分けてもいいでしょう。
 

ケアの方針によっても違いますが、新しい化粧品を試す場合、とりあえず乳液をおさえておくのはよい考えではないでしょうか。
 
よくある「お試しセット」を使う際にも参考にしてみて下さい。