薬膳アテンダントの池田陽子さんによると、薬膳の考えを日々の食事に活かせば、肌の調子を整えられるそうです。
しわやシミなど、肌の不調を改善する食材があるので、それを積極的に摂取すれば美肌に近づけるのです。
症状別に効果が期待できる食材をまとめます。
たるみには甘みを持つ食品
池田さんによると、たるみはエネルギーの源である「気」が不足すると発生します。
「気」を補充するには甘味を持つ食べ物が必要です。そのため、たるみを防ぐためには、次のような食品が有効です。
かぼちゃ じゃがいも さつまいも さといも 大豆 小豆 いんげん
しわ・乾燥には白い色の食品を
しわや肌の乾燥は肺の機能を高めると防止できます。肺の機能強化には、白い色の食品が有効です。
具体的には、次のようなものです。
白菜 大根 梨 豆腐 れんこん 長いも
しみ・くすみには青魚
シミ・くすみは肌の代謝が落ちると発生します。
代謝をアップするには血行を促進する必要があるのですが、女性は生理があるため血行が滞りがちです。
つまり、女性はシミやくすみが起きやすいのです。
これを防止するには青魚が有効です。
さば いわし さんま
これらに加えて、血行を促す
ニラ 玉ねぎ ラッキョウ
といった食品を摂取すればさらに効果がアップします。
むくみには海藻類
むくみは言うまでもなく、体内に余分な水分がたまった状態です。
それを排出する、つまり水分代謝をアップさせるにはこんな食品が有効です。
緑豆もやし 緑豆はるさめ 海藻類
これらに、三つ葉などの香味野菜を加えると水分代謝が高まります。
毛穴の開きには苦みのある食品を
脂質や糖分をとりすぎると皮脂の分泌が活発になり、毛穴が開きがちになります。
過剰な皮脂を抑え、毛穴を引き締めるには苦味のある食品が効果的です。
ゴーヤ セロリ レタス
これらの野菜は不眠の改善にも効果がありますが、身体を冷やす作用があるので、冷え症の人はとりすぎに注意が必要です。
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