春の気配が感じられるようになる2~3月は、ランニングシーズンが始まる時期でもあります。
東京・大阪マラソンなど国際レースだけでなく、ご当地マラソンも各地で盛んに開催されます。
「美ジョガー」なんて言葉があるように、ここ数年で急激に増加した一般ランナーには女性の姿も目立ちます。
(雑誌「ランナーズ」の表紙もずっと「美ジョガー」ですしね)
女性ランナー達を見ていると、皆さん若々しいのに気付きます。
ランニングによるアンチエイジングにはちゃんとした根拠があります。
◆走ると成長ホルモンが分泌される
成長ホルモンは筋トレ時にだけ分泌されるわけではありません。
ランニングでも分泌され、骨にある腱や靭帯、筋肉組織の成長を助けます。
すでによく知られているように、成長ホルモンはアンチエイジングの要となります。
成長ホルモンが美肌を助けることを証明した研究結果はいまのところありません。
しかし成長ホルモンはたんぱく質の同化を助けるので、コラーゲンなどのたんぱく質でできた肌の新陳代謝を助ける可能性は大いにあります。
成長ホルモンは脂肪分解作用も持っているので、体型の維持にも大いに貢献してくれます。
◆全身の血行が促進される
運動すると全身の毛細血管が増えます。
ランニング時に血行が良くなるのは当然として、毛細血管が増えることで安静時の血行も良くなるのです。
肩こりや冷えといった不調も改善され、全身への酸素や栄養素の運搬もスムーズになります。
老廃物の排せつも促され、アンチエイジングにつながるのです。
走る女性が「美ジョガー」になるのは必然と言えそうです。