体の冷えは様々な身体の不調の原因になります。
 
特に女性は筋肉量が少ないので身体が冷えやすく、生理痛や腰痛、めまいといった体調不良を起こしやすいのです。


 
体の冷えをとるには、身体を温める食事をとる、運動を習慣にするといった方法のほか、靴下を重ねて履くのも有効な対策になります。
 
文字どおり靴下を複数枚重ねて履くわけですが、ちょっとしたポイントがあります。
 
このポイントを抑えれば、冷えとりだけでなく毒出し効果も期待できます。

重ね履きのやり方 素材と順番

一枚目 絹 五本指靴下
肌に接触する一枚目に絹素材の靴下を履くのは、毒出し効果を得るためです。絹には汗や毒を吸い出す作用があるのです。
 
二枚目 綿または毛 五本指靴下
一枚目の絹が出した毒を、綿や毛により吸収してもらいます。
 
三枚目 絹 先丸靴下
二枚目が吸収した水分や毒素を三枚目の絹が吸収・放出します。ここからは先丸の靴下でOKです。
 
四枚目 綿または毛 先丸靴下
三枚目の水分や毒素を吸い取ると同時に、三枚目までの靴下を保護する役目もあります。そのため、四枚目だけは化繊の入った耐久性の高い靴下も選択肢に入ります。
 

 
四枚も重ねると蒸れそうなイメージがありますが、絹と綿(毛)を交互に重ねれば、水分の吸収・放出はスムーズに行われ、蒸れません。
 
これが化学繊維の靴下では、そうはいきません。
 
靴下の重ね履きでは注意点もあります。

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靴下重ね履きの注意点

寝ている間も重ね履きを 靴下はちゃんと乾かして
重ね履きによる冷え取りでは、就寝中も履くのが基本です。絹と綿(毛)を交互に履いて層を作るのは同じです。
 
その際は完全に乾いた靴下を履きます。湿っていると、かえって足が冷えるので逆効果です。
 

 
好転反応で体調が悪くなることも
靴下を重ねて冷えとり習慣をつけると、体の解毒作用が高まって症状が一時的に悪化することがあります。
 
これは「好転反応(めんげん現象)」呼ばれる症状で、溜まっていた古い毒素を出してしまうと自然と治まります。
 
 
洗濯のしかた
絹と毛は中性洗剤で手洗いが基本です。洗濯機でのネット洗いは風合いが落ちることも。綿は普通の衣料用洗剤で洗濯機洗いでOK。
 

 
体調の悪い箇所は足の裏の反射区に反映され、毒素が多く出ます。靴下がその反射区と接している場合、その部分は破れやすくなります。
 
四枚重ねるのが大変なら、とりあえず 絹の五本指+綿か毛の先丸 の二枚重ねでも効果はあります。

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参考動画