美容というと、スキンケア用品やサプリメントなどを連想しがちです。
それらも確かに重要ですが、加えて欠かせないポイントとして、水も忘れてはいけません。
「水を飲む」というと地味ですが、いうまでもなく水は人体で最も多くの割合を占めています。
水分が不足したり、飲む水の質によっては美容・健康両面で悪い影響が出る可能性もあります。
とはいえ、とにかく水を飲めば良いのでしょうか?飲む量としてしばしば挙げられる「2リットル」は適当なのでしょうか。
いわゆる「一概に判断するのは難しい」件ですが、参考になりそうな話題をまとめています。
飲むならこまめに常温で 佐々木希さんも2リットル
女優さんやモデルさん、アイドルなど、美容を気にかける女性有名人はほとんどが水を飲むよう意識しているのではないでしょうか。
海外のトップモデルやハリウッド女優などがペットボトルを持ち歩いている姿はテレビでも頻繁に目にします。
「飲まないようにしている」という発言は、ネット上でもテレビ・新聞などでもほとんど目にしません。
私自身も飲むように心がけており、一日2リットルを目安に飲んでます。(あくまで目安です。下コンテンツをご覧ください)
ミネラルウォーターではなく、一般の水道水です。
お茶やコーヒーなど、カフェインを含んだ水分ではダメで、あくまで「水」ですね。
一度にたくさん飲むのではなく、こまめに飲む回数を増やしたほうが水分は吸収されます。
夏でも、飲むなら常温の水がおすすめです。冷水を多量に飲むと内臓が弱ってしまいます。
女優の秋本奈緒美さんは「常温でないと体に入っていかない気がする」そうです。
水に関してもうひとつ。佐々木希さんの健康関連話を紹介します。
佐々木希さんの食事・水
女優の佐々木希さんは、脚がむくみやすいので、入浴後のマッサージを日課にしています。
ボディクリームをつけてあおむけになり、腰にテニスボール大のマッサージボールを当てて強めにゴリゴリやります。
かなりの痛さですが、マッサージ後はとても楽になります。
8~14歳まで新体操をしていたので、開脚ストレッチも習慣にしています。また腹筋にハマッていて、50~60回はやっています。
食事はお米、魚、野菜を中心にするよう心がけており、納豆は毎日食べています。
佐々木さんは水を一日2リットル以上飲むよう心がけたら、肌の調子が良くなりました。
メイクさんにもツヤと透明感が増したと褒められ、さらには寝起きも良くなり、カゼもひかなくなったのです。
佐々木さんのストレス解消法は料理です。
オフの日の楽しみはお酒で、昼ごろから友達と集まってワインや日本酒を飲みます。
「明るいうちから飲めるなんてぜいたくだわ、と思いながら飲むのが最高です(笑)」
(雑誌「日経ヘルス」2017年11月号10ページ、123ページを参考にしました。
佐々木さんの場合、2リットル飲むことでいろいろと良い実感が得られたようです。
この「2リットル」は絶対的なものなのでしょうか?
少し考えてみます。
「2リットル飲む」は正しい?
美容に関しては「水は飲むべき」という主張が多数であり、ともすれば「水は飲むほど良い」と解釈される向きもあります。
しかし当然ながら「水の飲み過ぎは良くない」との説もあります。
その理由として多いのは「体を冷やすから」であり、体を温める健康法で有名な石原結實医師も「水の飲み過ぎはNG」とされています。
(女優の岡本奈月さんのように、水を飲んだら「冷えが治った」という例もあります)
石原医師は、水を飲みすぎることによる様々な弊害を挙げておられます。
例えば・・・
などですね。
そもそも体格や食習慣、運動の有無など個人的な違いがあるのに「2リットル」を絶対的な基準にするのは無理があるように思えます。
場合によっては、2リットルは多すぎるケースがあるのではないでしょうか。
なのでこのサイトとしては、
「2リットルは目安であり、2リットル達成のために無理に飲む必要はない」
と考えています。
「意識して水を飲むことはなかった」という方は、これまでより少し多めに飲んでみると考えてはいかがでしょうか。
飲むタイミングの例を挙げてみます。
・空気が乾燥している日
・お酒を飲んだ後
これらのタイミングでは、喉が乾いた実感がなくても意識して飲むのがおすすめです。
水ではなく、白湯も選択肢になります。朝イチに白湯を飲むことで体も温まります。
最後に、イネス・リグロンさんの水についての考え方を紹介します。
イネス・リグロンさん「日本人ほど水を飲むべき」
イネス・リグロンさんの「世界一の美女の創りかた」という本を読みました。
イネスさんは、2007年のミス・ユニバース・森理世さんを指導した、いわば美の世界的スペシャリストです。
外見の美しさだけでなく、内面も磨く独自のメソッドにより世界レベルの美女を育て続けています。
この本には、最初に挙げてある「美しくあるためには、まずは健康であれ」など、「なるほど」と思えるポイントが満載です。
いろいろとためになる情報の中で、イネスさんは「日本人ほど水を飲むべき」と主張されています。
日本の女性は、身体がむくんでしまうからと水を飲まない傾向にありますが、
「和食は塩や醤油を多く使うので、血中の塩分濃度を低下させるために日本人こそ水を飲むべき」
なのだとか。
そういう人はペットボトルを常に持ち歩いて、こまめに飲むべきね。
同時にエクササイズなどで代謝を高めて、水分が排出されやすい体質になる努力も忘れずに。
(26~27ページ)
「水を飲まないと顔がくすむ」とは、初めて聞きました。
「病気にならない生き方」で有名な新谷医師は、「私はいつも水を十分飲んでいるので、肌はピチピチです」という主旨の発言をされています。(「ピチピチ」という表現ではなかったと思いますが)
「世界一の美女の創りかた」は女性なら一度は目を通しておいて損は無いと思います。
美容のための心がけと、どのように行動するかが具体的に書かれています。