ヘアライターの佐藤友美さんが、著書「女の運命は髪で変わる」で美容師さんを利用する際の注意点を解説されています。
 
「これはやらないほうがいい」というNGポイントですね。


 
同書の106~109ページを参考に、そのポイントをまとめます。(この本はとても参考になりますよ!)


女の運命は髪で変わる(Amazon)
※試し読み・kindle版あります

当日予約は避けたほうがいい

特に初めての美容院では、電話などによる当日予約は良くないそうです。
 
佐藤さんの解説です。

初めて行く美容院で当日の直前予約は避けたほうがいいのは間違いありません。なぜなら、直前予約は「朝礼」に間に合わないからです。
 
ほとんどの美容院では、朝礼で、来店するお客さまのカルテを全部出して一日の営業の流れを確認します。
 
そこにネットや電話で飛び込みの当日予約が入ってくると、どうしても、もともと予約されていた人が優先になります。カウンセリングの時間が十分とれないこともあります。
 

 
もちろん、長年通っている美容院では、担当美容師さんが空いてさえいれば、直前予約でもいいと思います。
 
ただ、その場合でもやはり「朝礼でカルテを見直して、イメージトレーニングをする」という作業をしてもらえない分、少しだけ不利になります。

当日予約だと、お客さんのための事前準備ができない、というわけですね。
 
これと関連するNGポイントとして、佐藤さんは「美容院を頻繁に変えること」を挙げています。
 
次のコンテンツをご覧ください。

美容院をよく変える人は損をする

美容院を頻繁に変えるのがダメなのは、こんな理由があります。

初回客だけに適応される割引クーポンなどを使って、どんどん美容院を変えている人は、明らかに値段以上の損をしています。
 
どんなに腕のいい美容師さんが担当してくれたとしても、たった一回で思いどおりの髪が手に入るとは限りません。
 

 
なぜかというと、今のあなたの髪には、「前の美容師さんのカットの痕跡」が残っているから。
 
前のカットの痕跡が消え、新しくお願いした美容師さんの実力が活かせるまでには、半年から一年くらいの歳月が必要です。
 
一回限りでどんどん美容院を変えている人は、毎回歯医者を変えて治療しているようなものです。
 
方針の違う先生をはしごすればするほど、削らなくてもいい歯を削ったり、治療に二度手間が生まれたりします。
 
美容院も一緒です。少なくても2~3回は同じ美容師さんに通うつもりで話をしてみましょう。
 
×初回クーポンで毎回違う美容院に行く
◎何回か通うつもりで話をする

初めてのお店では、当然ながら「事前のデータ」がありません。
 
なのでお店はお客さんの髪を手探り状態でケアすることになります。
 
初回クーポンを使うのは良いとしても、「自分に合いそうだな」と感じたお店には何度か通うのが、結局は自分の髪のためになるようです。