髪の美容の話になると、シャンプーやトリートメント、もしくは頭皮をキレイにといった話になりがちです。
 
確かにそれらも大事ですが、髪に必要な栄養をとれているかどうかがもっと根本的な問題ではないでしょうか。
 
髪自体が健康で元気でなければ、美容をキープするのは難しくなります。
 
「髪に良い食事・食材」についてまとめてみました。

髪に良い食品とは

日頃からいろんな美容・健康情報に接していると、「髪に良い」とされる食品に対するイメージがなんとなくできてきます。
 
そのイメージとは、私の場合・・・
 
多種類の栄養素を含んでいる食品
 
です。
 
これまでに私が「髪の健康のキモになりそうだ」と感じたのは、
 
玄米
 
で、多くの栄養素を含んでいます。
 
「髪のためには、バランスの良い食事が大切」とはほぼ常識になっており、おそらく異論は無いでしょう。
 
玄米など、多くの栄養素を含む食品を摂取すれば、「バランスの良い食事」にそれだけ近づきます。
 
発芽玄米
 
ひとつの目安として、
 
・玄米や卵など「完全食」と呼ばれる食品
・未精製の食品
 
は髪のために良い、と考えています。
 
こうした食品を日常から摂取していれば、それは自然と髪の健康を維持する食事になるわけです。
 
反面、ジャンクフードは、髪に良いとは言えません。
 
ジャンクフードはカロリーはあっても栄養面では乏しく、バランスの良い食事への貢献度は低いからです。
 
「多くの栄養素を、いかに偏りなくとれるか」が、髪に良い食品・食事のポイントになります。
 

たんぱく質はじめいろんな栄養を

髪の美容を語る時、よく「頭皮を清潔に」といった話になりますが、何はともあれ髪を作る栄養を十分摂るのが最も大事ではないでしょうか。
 
それらの栄養分は、言ってみれば髪を作る材料なわけで、材料が無ければ髪ができない・髪に元気がなくなるのは当たり前です。
 
地肌やストレスを気にする前に、まずは栄養をしっかり摂るのが第一歩でしょう。
 
髪のためにとるべき栄養の筆頭は、何といってもたんぱく質ではないでしょうか。
 
髪は大きく三層に分かれており(外側からキューティクル、コルテックス、メデュラ)、いずれも主成分はたんぱく質です。
 
肉、魚、乳製品、卵などの食品は不足していないでしょうか。ダイエットを意識している女性は、たんぱく質が足りないケースが特に多いと私は見ています。
 
血行を良くする食品を摂ることも大事です。
 
抜け毛の原因のひとつに血行不良があります。
 
毛母細胞への血流が少なくなると、髪の毛の栄養状態が悪くなってしまいます。
 
ビタミンA、B2、B6、E、亜鉛といった栄養素は血行を良くし、髪の毛の発育を促す作用が期待できます。
 
食品としては
 
うなぎ レバー ニンジン ほうれん草 ナッツ類 大根(葉も含む) セロリ シイタケ 春菊、大豆食品 昆布
 
といったものが良いでしょう。
 
ほうれん草
 
「海藻は髪に良い」と一時期流行のように言われたことがあります。
 
海藻に髪に良い栄養分が含まれているのは確かですが、海藻ばかり食べても髪のための栄養としては不十分です。
 
いろんな栄養分をまんべんなく摂ることが大事であり、健康的な食事がそのまま髪に良い食事であると言えるでしょう。
 

黒ゴマで五臓の「腎」を強化して白髪・抜け毛を防ぐ

髪に良い食材と言えば、一昔前は海藻が挙げられていましたが、いまは黒ゴマが多いようです。
 
健康に関心のある人なら、雑誌などで「黒ゴマで髪黒々!」といった記事を一度は目にしているのではないでしょうか。
 
黒ゴマは、漢方でいう「肝 心 脾 肺 腎」の「五臓」のうち、「腎」を強化してくれます。
 
(ちなみにこれら「五臓」は、臓器というより、「生体をコントロールする重要な機能」と考えるべきなのだそうです)
 
人は生命エネルギーの貯蔵庫であり、腎が弱ると老化が進むといわれています。
 
腎を強化すると、血液をためる「肝」と、血管や心臓を司る「心」の働きも活発になります。
 
漢方では髪のことを「血余(けつよ)」と呼び、「血液が余ったら髪になる」と考えています。
 
なので、血液が足りなかったり、血液の循環がうまくいかないと、体の末端である髪への栄養補給は後回しになってしまいます。
 
すると抜け毛や白髪が増えてしまうのです。
 
これを防ぐためには、「腎」を強化し、「肝」「心」の活動を促進する黒ゴマは大変有効なのです。
 
黒ゴマ
 
でも黒ゴマって、食べる機会は意外と少ないですよね?
 
私の周囲の人と話しても、黒ゴマ摂取が習慣になっている、という話はあまり聞きません。
 
(私の周りだけ?)
すりゴマは、どんな料理にかけても味の邪魔をしません。パラパラとかけるだけなので、調理の手間も必要なし。(ただ、黒ゴマをかけると、見た目の色あいは少し変わります)
 
手軽にとれることこの上ない食材なので、習慣にするのは全く難しくありません。
 
私の場合、「とりあえずゴマをかける」のがお約束になっており、何でもかんでもかけてます。
 
ゴマを食べるなら、硬い殻が外れているすりゴマがおすすめです。
 
殻がついたままだと消化されにくいので、栄養分の吸収が妨げられるのです。
 
すりゴマの状態で売られている製品は、すぐに使えて便利ですが、酸化を考えるとベストではないかもしれません。すりゴマ器の中に炒りゴマを常備しておいて、食べる分だけガリガリすって使うのが良いでしょう。
 
黒ゴマは、泌尿器系や生殖器系の働きも活発にするため、不妊症の改善や精力増強にも役立ちます。
 
また、ゴマの持つ抗酸化作用もよく知られています。
 
髪の健康維持に加え、これらの効果も期待して黒ゴマを積極的に摂取してはいかがでしょうか。
 
(といっても、海藻と同様に、黒ゴマだけ食べてればいいというわけではありませんので念のため)
 
このコンテンツは雑誌壮快 2014年 08月号88~89ページを参考にしました。