タレントの西村知美さんは、40代に入ってから尿もれに悩まされるようになりました。
30代で出産した直後は何の異常も感じられなかったのですが、40代になって笑ったりくしゃみをするだけで漏れるようになったのです。
尿もれシートなどで対処していましたが、量や頻度が徐々に増えるようになりました。
友人宅のソファを汚したらどうしよう、仕事で着る衣装を汚したら、といろいろ気になり始め、外出すら躊躇するようになってしまいます。
そんなとき、ある情報番組に出演が決まり、「健康面で気になることはないか」と事前に聞かれました。
「尿もれ」は恥ずかしいので、「頻尿が気になる」と答えたそうです。
しかし、女性医療クリニックLUNAグループ理事長の関口由紀医師の診察を受けたところ、骨盤底筋群のゆるみからくる「腹圧性尿失禁」を指摘され、番組内で告白することになってしまいました。
テレビでの告白には恥ずかしさもありましたが、西村さんには番組を見た幅広い世代の女性から共感や励ましのお便りが寄せられました。
番組では、関口医師が西村さんに改善トレーニングをアドバイスしています。
そのやり方は以下のとおりです。
・尿もれ予防が目的なら1日5~6回、改善目的なら1日10~20回を目安に行う
特別な器具は必要とせず、動作自体も簡単なので、実践できる機会は多いのではないでしょうか。
西村さんの場合、2週間ほどで改善効果が表れました。西村さんは「飽き性」なので、途中から上下にスクワットするなど勝手にアレンジを加えたそうです。
いまでは仕事も子供のPTA活動も前向きに取り組んでいます。
このコンテンツは雑誌この記事は雑誌日経ヘルス 2018年3月号(Amazon 試し読み・kindle版あります)44ページを参考にしました。