ある調査によると、女性がもっとも気になるシワはほうれい線なのだそうです。
イラストでも、ほうれい線を加えると人物の顔が一気に老けて見えます。
老化の象徴のようなシワがほうれい線なのです。女性にとってはイヤですよね。
このコンテンツではほうれい線対策をまとめています。
ほうれい線対策に効果的なツボ押し
ほうれい線ができる一番の原因は、頬の筋肉のたるみです。
人間の皮膚は全般に年齢とともに「下がる」傾向にあり、頬の筋肉が下がると鼻から口の横にかけてたるみジワ、つまりほうれい線が発生するのです。
ちなみに東洋医学では、胃の働きの低下もほうれい線の原因と考えるそうです。
一度できたら消えないイメージのあるほうれい線ですが、消すための対策は可能です。
鍼灸師で医学博士の劉勇氏によると、ほうれい線対策にはツボの刺激も有効なのだそうです。
ツボ押しのほうれい線解消効果を高めるため、以下のポイントをおさえましょう。
朝のメイク前か夜の寝る前に押す
ノーメイクの状態だと皮膚が呼吸しやすく、体がリラックスしやすいので、ツボ押し効果がアップします。
食後すぐは避ける
食後1時間ほどは、消化のため血液が胃に集中します。その時にツボ押しすると顔の血行が良くなって胃の血液が分散してしまい、消化が悪くなるのです。
食事の際はよく噛む習慣をつける
食べ物をあまり噛まず、胃に流し込むように食べてしまう人は、ツボ押しの効果が上がりにくいとされています。
噛む動作が少ないと口の筋肉もあまり使われません。口周辺の筋肉を意識して使うとほうれい線の解消にもつながります。
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ほうれい線対策のツボ4つ 押し方も
押す際は指で押してもよいのですが、劉氏は綿棒で押すよう勧めています。
ツボは面積が小さいので、指で押すよりも綿棒のほうがピンポイントで刺激できるのです。
押す強さは、よく言われる「イタ気持ちいい」程度を目安にします。
一通りツボ押しが終わったら、仕上げにホットタオルで顔を温めましょう。洗面器に40度のお湯をはり、それにタオルを浸します。
タオルが温まったら軽く絞り、ほうれい線や口を覆うようにタオルをのせます。
左右の指をタオルの上からほうれい線の外側に置き、後方に引っ張ってほうれい線をのばすように動かします。これで血流が促進され、ツボ押し効果がアップするのです。
ほうれい線対策に効果的なツボは以下の四つです。
「顴りょう(けんりょう)」から順番に押してください。
顴りょう(けんりょう)
頬の筋肉を支えるツボです。
左右の目尻の下の頬骨の下縁、へこんだ部分にあります。筋肉を上に引き上げるイメージで、左右5秒ずつ、斜め上に押しましょう。
迎香(げいこう)
鼻の真横、左右それぞれに0.5cmほどのところにあります。
口の周りの筋肉を支えるツボで、まさにほうれい線ができる場所にあります。これも左右5秒ずつ、斜め上に押します。
地倉(ちそう)
口角の端から指1本分、約1cm外側にあります。
口輪筋を支えるツボで、口元のほうれい線の改善に効果的です。このツボは肌に対して垂直に押します。左右5秒ずつ。
承漿(しょうしょう)
下唇の真ん中から1.5cm下、あごの真ん中にあります。
顔全体の筋肉を支えるツボで、筋肉が陥没しているのでツボ押しが効きます。ここは斜め上に、10秒押します。