一般に洗顔というと、
たっぷりの泡でとにかく優しく
というのが常識になっています。
「肌には触れず、泡の力だけで洗う」といったやり方を勧めている記事もあります。
しかし肌質によっては、かなりガッチリ洗ってもOKというケースもあるようです。
私が聞いたケースと共に紹介します。
ナイロンタオル洗顔で乾燥肌も改善
私が知っているある方(ここではOさんとします)は、常識とは逆にガッチリ洗う方法をとってらっしゃいます。
Oさんから頂いたメールを引用致します。
水やお湯だけで洗う実験をしたんです。
ところがですね、私に、この方法は合いませんでした。
私は乾燥肌なんですが、乾燥がひどくなったんです。しかも、普段つるんとしていた肌が、みょ~にでこぼこした感じに。。。
ショックでした。
それで、今度は荒療治。
お風呂に入った時に、体を洗うナイロンタオルに浴用石鹸(界面活性剤が入ってないシャボン玉石けん)をつけて、それで顔も洗うようにしました。
私にはこれが合っていました。
顔はつるつるになり、新陳代謝もよくなり乾燥肌だったのが、脂の分泌がよくなり普通肌になりました。(脂漏性の肌の方には逆効果でしょうね)
おかげで、目の下のこじわも消え、とても調子がよくなりました。
もう1年くらいつづけていますが、肌トラブルは いっさいありません」
これはすごい!
Oさんがナイロンタオル洗顔を始めるきっかけになったのは、テレビに出ていたあるおじいちゃんでした。
そのおじいちゃんはタワシで顔を洗うんだそうです。しかもその顔がツヤツヤなのだとか。
とはいえ女性が顔をタワシで洗うのはさすがにキツいので、Oさんはナイロンタオルを使っています。
常識とは真逆のやり方ですが、結果は大成功と言っても良いのではないでしょうか?
ドクター松本さん「タワシでこすってもOK」!
Oさんからのメールを読んで、顔はこすって洗え!と、もっと大々的に主張している人はいないのか?と思ってネット上を探してみました。
すると、ありましたよ。なかなか過激な意見です。
ドクター松本さんのページです。
blog.kireigumi.com/doctor.php?itemid=229
主張としては、「顔はこすって鍛えろ!」ということになるでしょうか。
上のページから引用させて頂きます。
「洗顔」方法が間違っているのです。
「肌に傷がつくから、泡で優しく洗いましょう」という、全く間違った情報に、皆さん騙されているのです。
洗顔石鹸を泡立てて塗るように洗うというのは、泡立つ石鹸を売るために化粧品会社が作り上げた全くのウソです。
中にはシャワーのお湯さえも、傷がつくから直接顔に当ててはいけないなどという、とんでもない情報も流れていますが、それが昨今、ニキビの患者さんが多い原因だと、はっきり断言します。
顔はタワシでこすったって良いのです。
タワシというのは大げさですが、皮膚に傷がつくなどと考えて優しく洗うのは厳禁。お肌はしっかりこすって鍛えるものなのです。
昔は乾布摩擦といって、肌をこすって鍛える健康法すらあったくらいです。
なんと偶然にも、「顔にタワシ」がここでも出てきますね。
かなり刺激の強い洗い方でも問題ないというケースはあるようです。
「こする」「優しく」どちらが正しい?当サイトの仮説
では、ゴシゴシこするのと優しく洗うのは、どちらがいいのでしょうか?
あれこれ考えてみた結果、仮説として
・乾燥肌の人はゴシゴシこする(Oさんも乾燥肌でした)
・脂性肌の人は控えめに洗う
なんてものを立ててみました。
これは、Oさんのメールにあった
新陳代謝もよくなり乾燥肌だったのが、脂の分泌がよくなり普通肌になりました。
という箇所を参考にしています。
ちょっと考えると、
「乾燥肌なんだから、控えめに洗って肌の皮脂を落とさない」
「脂性肌だから油分を落とすためにしっかり洗う」
というイメージがありますが、私の仮説は逆です。
ねらいとしては
脂性肌で皮脂をしっかり落としてしまうと、『皮脂が足りない!』と肌が判断してますます皮脂が分泌されてしまう。よって、脂性肌では控えめに洗う(この考え方はネットでも目にします)。
といったところです。
はっきり言いまして、ネット上では私の説は少数派です(特に前者は)。
「乾燥肌でもこすってあらう」といっても、「皮脂をガッチリ落とす」という意味合いではなく、「肌を刺激する」というニュアンスです。
皮脂を根こそぎ落とすのは肌のタイプに関係なく良くありません。なので、合成洗顔料はいずれの場合でもあまりお勧めしません。