元ミスユニバースジャパン公式栄養コンサルタントのエリカ・アンギャルさんは、「グルテンフリー」の食生活を推奨しています。
 
グルテンフリーは欧米で大流行していて、ハリウッド女優の間でも「自然にやせる」「肌がきれいになる」として実践している人が少なくありません。

「疲れがとれる」「集中力が高まる」効果もあるため、実業家や政治家でもグルテンを避けている人が多いそうです。
 
(このコンテンツは雑誌壮快 2014年 05月号74~75ページを参考に作成しました)
 
うどん
 
グルテンは小麦、大麦、ライ麦に含まれるたんぱく質の一種で、パンのもっちり感を出し、麺類のコシを強くする働きがあります。
 
いわば美味しさのポイントとなる成分ですが、グルテンは過剰に摂取すると、小腸の炎症を引き起こすといわれています。
 
炎症により小腸の機能が低下すると、
 
便秘 下痢 肥満 生理不順 肌荒れ ニキビ イライラ 無気力
 
など、さまざまな不調の原因となります。
 
これはグルテン過敏症というアレルギーの一種で、発症者数は年々増加しています。アメリカでは20人に1人の割合で発症しているとの調査もあります。
 
実はアンギャルさん自身も、グルテンが原因の不調を経験しています。
 
1995年ごろ、アンギャルさんは慢性的な疲労やひどい腰痛に悩まされていました。眼の下にはクマができ、顔色も悪かったのです。
 
いくつもの病院で診察を受けましたが原因はわからず、1年かかってようやく「IgA腎症」という自己免疫疾患(免疫が、正常な細胞や組織まで攻撃してしまう病気)だと判明しました。
 
この症状はグルテンと深い関係があると知ったアンギャルさんは、以後パンやパスタなどの小麦粉食品の摂取をやめてしまいます。
 
すると症状が徐々に改善し、1年後には腎臓の異常を示す数値も正常に戻りました。
 
目のクマも消え、肌にはハリとツヤがよみがえりました。
 
生理前には必ず悩まされていたニキビも全く出なくなって、腰痛までも消えたのです。
 
さらには朝の目覚めが快適になり、仕事への集中力もアップするといいことずくめ。
 
医師
 
グルテンを抜くとダイエット効果もあります。
 
グルテンは小麦食品に含まれており、この食品は一般に血糖値を上げやすい性質を持っています。血糖値が急激に上がると、余った血糖が脂肪として貯蔵されやすくなります。
 
グルテンを抜くと、必然的に小麦食品を食べなくなり、太りにくくなるのです。
 
 
ただ、グルテンは中毒性があり、一度口にするととまた食べたくなるので、全く食べなくなるのはなかなか難しいとされています。
 
それでは、どのような食生活をすれば良いのでしょうか?
 
まずは小麦粉が使われている、以下のような食品を避けます。
 
パン パスタ うどん ピザ 麩 ギョウザや中華まんの皮 ケーキ クッキー 揚げ物の衣 カレールウ ビール(大麦が原料)
 
食べても良い炭水化物としては、
 
米 キビ アワ 十割そば ビーフン フォー
 
などがあります。
和食をメインにすれば、自然とグルテンは避けやすくなります。
 
和食
 
小麦粉の代用には
 
米粉 そば粉 ダイズ粉 カタクリ粉 ソルガム粉(キビの一種)
 
などを使います。
 
グルテンフリー食を実践した人の体験談を紹介します。

「顔中に広がった赤く腫れあがったニキビが、2週間のグルテン抜きですっかり消えた」(30歳代女性)
 
「グルテン抜きを始めて9日後から体重が減り始め、生理痛も軽くなった」(20歳代女性)

アンギャルさんは、グルテン抜きの食生活をまずは2週間続けるよう勧めています。
 
それで小腸の炎症が治まり、体調が好転し始めます。
 
近年の小麦は品種改良が進み、グルテンの含有量が増えており、食生活が欧米化している日本ではグルテンを摂取する機会も多くなっているので注意が必要です。