女優の長谷川京子さんは料理に没頭することで気分転換をするそうです。
これは私も個人的に実感しています。
私の場合、タマネギなどをみじん切りしている時に無心になります。
芸能人ではタモリさんも同様に「料理をするとすごく良い気分転換になる」主旨の発言をしているのをテレビで見たことがあります。
料理は味・香りはもとより、見た目や大きさに色合い、食材の手触りや調理中の音など、五感を全て刺激する作業です。
これほど脳を多種多様に刺激する動作って少ないですよね?
私たちが普段行う作業では、視覚や聴覚を使うことがほとんどであり、味覚や嗅覚を刺激することはまずありません。
「料理経験の無い年配の男性でも料理をすると脳の活動が活発になる」という研究結果もありますし、世界的に有名なシェフは高齢でも現場に出て元気一杯、という例がたくさんあります。
料理が脳に良い影響を与えることは間違いありません。
もうひとつ私が考える、料理の脳への良い作用として「人に食べさせた時の満足感」があります。
友人などに自分の手料理を御馳走しておかわりされる、あるいは残さず食べてもらった時はなんとも言えない充実感があるものです。
こうなると「次回もうまく作ろう」などと工夫するようになって好循環が始まり、さらに脳に良い刺激を与えることになります。
長谷川京子 おいしい記録